名品金工鍔/名工奈良作/金銀高肉彫象嵌色絵鐔/猟師の図【旧家蔵出し品】町彫り大系統奈良派鉄鍔/江戸時代/最上級日本刀の鍔/柳生の里より ストア

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名品金工鍔/名工奈良作/金銀高肉彫象嵌色絵鐔/猟師の図【旧家蔵出し品】町彫り大系統奈良派鉄鍔/江戸時代/最上級日本刀の鍔/柳生の里より
商品説明今回出品した鍔について説明します。

今回の鍔は金高肉彫象嵌色絵鐔・金銀象嵌鐔です。

鍔の表も裏も高彫象嵌です。

江戸時代に製作された鍔です。

名工・奈良 利寿【なら としなが、寛文7年〈1667年〉 - 元文元年12月14日〈1737年1月14日〉】は、

江戸時代中期の奈良派の装剣金工家です。

通称は太兵衛。土屋安親、杉浦乗意と並び、奈良三作と称されます。


【名工 奈良 利寿(なら としなが)の経歴・人物】

江戸に生まれ、奈良派3代奈良利治の弟子ないしは同派4代奈良利永の弟子です。

人物図や花鳥図などの縁頭の制作を主としました。

鍔はわずかほどでしたが、独特でかつ粗密を意識的に使い分けた『高肉彫り』と

呼ばれる技法で上記の奈良三作の中で最も優れた作品を制作した金工でした。

なお、利寿以降の奈良派は「新奈良派」と呼ばれました。

代表作に縁頭は『雁図縁頭』、鍔は『大森彦七図鍔』などです。


奈良派三代目利治の門人で、縁頭・小柄を多く作りました。

鍔は少ないので、今回の鍔は希少品です。

図柄は人物・花鳥・動物などが多く、高彫りに象嵌色絵を施したものが多いです。

奈良派は、横谷派と並び、多くの系列流派を生んだ、本邦彫金界における最も重要な流派の1つです。

その初代の利輝は、塗物を生業とし、日光東照宮の造営などに塗師として参加しました。

次の利宗の代になると、家業の塗物からは手を引き、屏風・たんすなどの金具を作る飾師となりました。


そして三代目の利治になり初めて、鍔や小柄などの製作に従事するようになりました。

このように奈良派は、もとは塗師から発展したという経歴を持つため、

後藤家や正阿弥系などとは関係がなく、よってその作風もそれらとは違っています。

たとえば、後藤家は素材に鉄をほとんど使用せず、

下地は必ず魚子地にするのに対し、奈良派は鉄を多用しています。


また、後藤が採り上げる題材は

獅子や草花などの一定化したものがほとんどなのに対し、

奈良派ではさまざまな題材を採り上げ、

それらを新しい刀法 (片切彫や肉合彫など) によって表現しています。

後藤・平田・吉岡・伊藤などの各派が

徳川幕府のお抱え工として上流階級を主な顧客としていたのに対し、

奈良は在野で町彫り師としての傾向を強めていき、新奇なものを積極的に採り入れたため、

大衆に受け入れられ非常な人気を博しました。


県下随一の骨董品コレクターだった父から、

事業を引き継ぎ出品しています。



名品・旧家蔵出し品・箱付です。

鍔の表面は鹿・月・鉄砲を構えた猟師の図が

高彫象嵌で描かれています。


骨董品のため微細な傷や汚れがついている場合があります。

細かい部分が気になる方は入札をご遠慮ください。

画像をご覧いただいて判断をお願いします。


サイズは以下の通りです。
縦7.7センチ 横7.3センチ 厚み4ミリ
重さ127グラム

できるだけ実物に近い色やサイズが伝わるように撮影していますが、
ディスプレイや光の加減で違うように見える場合もあるので
あらかじめご了承お願いします。

◆骨董品のため微細な傷や汚れがついている場合があります。
細かい部分が気になる方は入札をご遠慮ください。

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